KUNIO IKEZAWA

Painter

KUNIO IKEZAWAは、日本で生まれ育った。幼少の頃から絵が上手だと言われていたが、美術にはほとんど興味を持つことなく、大学の法学部に入った。自分が何者か、何をやりたいのか分からないという感じで、夏休みに一人でタイに行った。路傍で絵を描いている人々を見て、自分の中にある根源的なものを揺さぶられた気がした。帰国後、たまたま本屋でゴッホの画集を見ていた時、突然絵を描こうと思った。

独学で絵を描き始めると、彼は自分を表現するということが、実は地獄のような苦しみであるということを知った。確かに喜びでもありながら。表現は、喜びであり苦しみ。その矛盾が、今も彼をして表現せしめ、自分を自分たらしめさせようとしている。

彼は生命的、有機的なつながりを感じさせる作品を創ることを目指している。その作品が自らエネルギーを放ち、触れる人の人生を刺激し、少しでも新しい感性の世界の開拓につながることが、最高の理想だと言う。