◇バイオグラフィーの基本知識◇

日英バイオグラフィー

1.文字数について

日本語 〜350字前後
英語 〜200ワード(単語)前後

v英語は200文字ではなく200ワード(単語)です。海外のコンペティションなどで提示するバイオグラフィーの文字数の平均となり、伝えたい事がまとまっているが読み切れる文章の長さになります。


2.バイオグラフィの基本3つ


経歴(学歴、受賞歴、展示歴などあれば)
作風

経歴はCVの様に全てを箇条書きで書くわけではなく、代表的な展示や活動もしくは近年の展示や活動を2、3個文章体で書きます。具体的な年、展示名、展示場所を入れるとぐっと説得力が増しとてもプロフェッショナルに聞こえます。

例)「主な展示に◯年◯◯展(東京)、◯年◯◯展(広島)など。」


3.作品を見たことがない人にも伝わるような表現

例えばPainter(画家)と言うと、平面に絵を描く人だということはわかりますが、油彩なのかアクリルなのか、または水彩、ペン画、日本画…色々なジャンルがあります。また画材を一つにこだわらず制作していたり、その他様々なマテリアルを融合して作る場合もあるでしょう。どのような材料や技法を使い、どのようなテーマやコンセプトで作品作りをしているのかをはっきりと分かりやすく、しかし文字数制限があるので簡潔にまとめましょう。


英文バイオグラフィー

バイオグラフィーを書く際、三人称(He/She/They) で文章を始めてください。なぜならよりプロフェッショナルに聞こえるからです。一人称(I)で書かないようにご注意ください。

例)Arisa Itami is a Japanese painter currently based in New York. She received a BA(Hons) Fine Art degree from the University of the Arts Tokyo. Her paintings evokes ….

v最初の文では名を名乗り、2文目からHe/She/Theyになります。

1.主語を統一する


 2.ネガティブ表現は避ける( 日本語は謙遜が良しとされるが、英語は逆 )














バイオグラフィーを書く際(特に英語の場合)、ネガティブな表現はできるだけ避けてください。海外では特に自分に自身がない文章は自分の作品に自身がないという風に受け取られる事があります。バイオグラフィーを見ただけで作品に興味が湧くご自身をアピールする事を念頭に置いてください。

例えば…子供の頃は絵を描くのが好きだったけれど、美術系の学校を出ているわけでもなく、つい何年か前に本格的に絵を描くようになったばかりで、これといった経歴もないし…という風に自身を捉えている場合。わざわざブランクがあったことを書く必要はないし、年齢や出身地を書くのも必須ではありません。もしまだ一度も公の場に展示をしたり販売したりしたことがない場合も卑屈になる必要はありません。作品について詳しく書けばいいだけです。必ず作品を通して伝えたいこと、見る者に感じてもらいたいことがあるはずです。また、展示経験があると言ってもとても小規模な田舎での知り合いしか来なかったような展示経験しかないし…という場合、それも立派な展示です。堂々と◯年◯◯展参加と書けばいいのです。誰もその展示がどんな展示だったか知る由もありません。

このように、多くの日本人は自身を謙遜しすぎる傾向があります。しかし海外、特にJCATの本部があるアメリカでは、自分の良いところをバンバン見つけてそれをいかに売り込むか、が生き残っていく上で重要です。日本人は 100できることを50しかできないかのように言いますが、アメリカ人は50しかできないのに100できるかのように言います。そんなの嘘ついているみたいで嫌だと思われるかもしれませんが、言い方を変えているだけで、嘘をついているわけではないのです。英語とはそういうものなのです。