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YUKIKO MIYAKE  (Painter)

Biography

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私は京都で生まれ、現在兵庫県で活動している画家であり美術教師です。父は呉服業を営み、私は毎日のように着物を見てきました。ですので、わたしは伝統的な日本の色や形がとても好きです。大学では美術教育を学び、その後美術大学で絵画を学びました。父が亡くなってから作品のテーマが大きく変化しました。

そのころから私は生と死や人間の人生について深く考えるようになりました。私は女性をモチーフとして多くの作品を描きます。

しかし、女性性というセクシャリティーだけに特化したものではありません。そこには生と死、抑圧と解放、身体性という人間が抱える根源的な問題を女性を通して描いています。さらに、そこにはつねに不安というテーマが存在し作品のキーワードとなっています。

しかし、不安というネガティブな要素をただ露呈するのではなく そのネガティブを見つめつづけることで ある時から一気に正のエネルギーがわき出す。そのような負から正への転換のエネルギーに満ち溢れたものを描きたいと思っています。そうした私の作品は花や木々、時には死をイメージさせるモチーフなどがシンボリックに描きこまれたものも多くあります。

このような作品を制作する際、はじめにテーマを決め、意図的にモチーフを配置して描くというのではありません。混沌とした感情の中にある何かを 一心不乱に写しとります。描き終えると、そこには不明瞭で混濁した感情や不気味な気配、また周囲の感情までが 色や線、モチーフにより表象化されています。

それを見て、私ははっとするのです。

私にとって描くことは言葉で表せない複雑な感情や無意識下に存在する感性的芸術を取りこぼさず提示することができる手段であると同時に、ある意味それは何かのサイン、あるいは啓示の役割も担っているようです。私の作品は無意識下に起こる感情や過去未来のありさまを啓示するこの世を写す鏡かもしれません。 あたかも占い師のように私の作品を見て頂く皆様にもそれぞれにもご自身の内なる予感やサイン、何らかの無意識下の感情を感じ取っていただけると幸いです。