YAMADA Yuki  (Painter)

Biography

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山田祐基

1989年横浜生まれ。
2012年東京藝術大学デザイン科を卒業。同年、株式会社電通に入社。

2013年、大学時代に一度訪れたことのある、日本最南端の波照間島を再訪する。
歩いて周れるほどの小さな島に、井戸、村跡、創生神話、御嶽など、土地に根ざした文化や信仰が濃密に残っていることを知り、それらを知ることで見え方や感じ方が変わることの面白さに魅了される。

以後波照間島に年2~3回のペースで通うようになる。
島や自然の圧倒的な美しさや優しさによって、身体という容れ物から自己が溶け出して、世界との境界がなくなってしまう瞬間にエクスタシーを覚え、それらを絵にしたいという欲望が大きくなっていった。ここから、身体性を意識した制作スタイルが生まれる。

例えば「サトウキビ畑に吹く風と一緒に駆け抜けたような瞬間」(Sugar Cane Field)、「今生まれた木漏れ日に包まれる瞬間」(Birth of Lights)、「波にぬれた浜辺の砂が足の裏にピタピタと吸い付く瞬間」(Melting in Seashore)など。

体のどこかに残っている体感・感覚を、探りながら描いている。

描くことはその瞬間の追体験でもあり、目に「見えないもの」とつながり、形にしていく体験である。また、その土地の砂を画材としたり、その場所に伝わるストーリーを取り入れるなど、その場所の持つエネルギーをできるだけ生の状態で伝えられるように制作している。

2015年より「はてるま展」を主催する他、「ハテルマン」という名前で情報発信をしたり、島の人と共同で土産物の開発なども行う。
また、ライフワークとして毎日一枚自画像を描き、それを重ねていくことで現れる、全く新しい自画像「重我像」という作品を制作。2018年1月より世界巡回展を行なっている。

「波照間島」をモチーフにした絵画も、「重我像」も、どちらも一人の人間としての小ささと、同時に世界とつながっている大きさ、をテーマにしている。
より多くの、様々な環境にいる人に見てもらい、コミュニケーションしたいと願っている。

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