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  Shunsai Yonemura  (Photographer)

Biography

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写真家、米村俊茈(Shunsai Yonemura)。京都市在住。白黒写真制作に没頭する時期があった。白と黒だけで自分の見た世界を表現する写真に魅力を覚えた。撮影するまさにその瞬間が究極の芸術だと思った。被写体をしっかり見るけれど、視覚だけでは捕らえられない直感と何かしら音楽のようなものが渦巻く時間。今でも変わらない、彼の写真に対する基本的な考え方だ。

 彼はプロとしてブライダルの撮影に携わったこともある。東京を中心として、週末にブライダルのスナップを15年程撮り続けた。体力も集中力も同時に必要とする大変な仕事であった。彼は撮影技術がかなり身体に叩き込まれた。この時期に学べたことがある。撮影する側が無心になり、暖かく誠実な雰囲気を作れば、撮影される側はその空気に包まれたかのようになる。この時期に撮影した数知れない写真は正直にそれを物語っている。被写体と調和することによって、繊細で至福に満ちた表情を生みのだ。調和するという考え方は撮影技術とともに彼がこの時期に体得した大きな財産だ。

 のちに縁があって、彼は家族とともに京都に移住することになる。京都を撮影しながら、ある閃きによって和紙に写真を印画するようになる。和紙の中でも、繊維が長く絡み合って耐久性がある楮紙を使用している。楮紙独特の質感と美しさに魅了されている。和紙に印画するのは、白黒写真を制作していたあの時の不思議な感覚に似ているという。京都は、四季の自然と共に、日本の伝統文化が凝縮された美しい街だ。神社仏閣、古い街並、庭園などなど、数え切れない。日本の美と和紙の魅力を調和させる如く、彼は写真で挑戦し続ける。

Website www.washigraphy.kyoto/
Instagram @shunsai_yonemura