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Fancy-Cuten  (Painter)

Biography

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この世に生まれて、初めて目が見えた時の記憶がある。
徐々に、徐々に、視界がクリアになると、そこは信じられないほど色彩が乱反射する世界だった。
今思うとただの和室なのだが、天井の薄茶色、柱の木の色、壁の白、「色」というものにひらすら感動したのを覚えている。
中でもその鮮やかさに驚いたのは赤とオレンジ色。

「あら。もう目が見えてるのかしら?」

 私を覗き込む、祖母の優しい笑顔。
祖母が日本画家・橋本雅邦の孫だったこともあり、子供の頃から絵というものが身近にあった。
私が生まれる前に他界した祖父は、神主の家系だった。
そのせいか、子供の頃から人には見えないものが見えた。
幽霊、妖怪、妖精、天使、人の体の悪いところやエネルギーも見えた。
それらは私にしか見えていないものだったけど、絵に描くことで人と共有できることを知った。
描いた絵ではなく、共有できる現象がアートなのだと。
この世は美しい色彩の世界。

美しいものを探すのではなく、あらゆるものがすでに美しいと思い出せるように、私は色彩と戯れていたい。

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