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  Akiko Fukuda (Illustrator)


Biography

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福田あき子は、日本出身のNew York をベースに活動するイラストレーターである。13年間に及ぶNew Yorkでのファッションデザイナーのキャリアを経て、2017年イラストレーションの活動を始める。初めはデザインの延長からファッションイラストレーションを考えていたが、表現したいテーマはトレンドやファッションがメインなのではなく、不可変的な女性の凛々として透明感のある姿や表情であることに徐々に気付く。

 物心ついた時には少女の絵ばかり描いて遊ぶ日々だったことを、彼女は今でもよく覚えている。福田にとっての遊び場は外よりもスケッチブックの中にあった。彼女は幼少時、愛用していた文房具や雑誌に描かれていた高橋真琴の華やかで繊細可憐な少女達の絵の世界に魅了され、10代後半にはOliveやmc Sisterといったティーン誌に夢中になった。自身がファッションデザイナーとなったルーツは だれか洋服のデザイナーに端を発するというよりも、まぎれもなく昔に見た少女の絵や、ティーン誌で見たイメージに大きな影響を受けていると信じている。

 肉筆でイラストレーションを作成し始めた福田は、やがてデジタルツールを使用することで、肉筆より もっと柔軟なアートの表現が可能であると考え始めた。徐々にメディアや作風に変化をつけだしたのが2017年9月。女性の表情やバックグラウンドのモチーフはピグメントライナーで手描きをし、それをデジタルに取り込み、カラーレンダリングをコンピューターで行うことによって表現の可能性を広げる。レイヤーを重ねることや、ブラッシュエフェクトをバックグラウンドに加えることで立体感を出すプロセスを楽しむ作風を徐々に展開させている。福田にとって 女性の表情が絵のメインテーマである一方、女性の髪や洋服を一部透けさせて 植物などをモチーフとしたバックグラウンドと一体感を持たせているのも彼女のアートワークの特徴である。福田が画に込めていこうと思うものは、昔少女心をときめかせた、女性ならではの透明感や可愛さ、美しさであり、 彼女なりの表現で現代の人々に届けていこうと考える。