Mayumi Ikejiri (illustrator)

Biography

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Mayumi Ikejiriの活動のテーマは「愛」である。それは親愛やロマンスにとどまるものではなく、我々を生かし地球や宇宙をも生み出し存在させているものである。彼女にとってアートは命の遊びであり、祈りであり、愛情表現である。

Mayumi Ikejiri は兵庫県に生まれ、自然に親しんで育った。「想像力は財産である」と考える母は彼女が言葉を話し始める前から絵本を読み、クレヨンを与え、折り紙を教え、伝統的気風の父は9歳になった彼女に百人一首のトレーニングを通して和歌のリズムや世界観を全身で吸収する機会を与えた。12歳から20代まで剣道の激しい稽古を通して命への尊敬と感謝を学ぶ。キッコーマンに就職するも体調を崩し休職。

温かい人々や、自分を生かし給う全てのものへの感謝を世界に還元したいと詩作したものが、80,000作以上の中から「人々に新たな感動を与える」と評され入賞。ホラティウスの詩論の中の「詩は絵のように」という言葉から絵画表現を始める。

退職し、2013年からパステルを使い指で描く技法で絵を描き始め、2014年からべルリンのギャラリーにて常設取扱作家、ニューヨークの日本人現代アーティストのチームメンバーとなる。

パステルの他、麻炭(Cosmic hemp charcoal)や天然石の粉、フラワーエッセンスなど自然の素材を直感のままに画材として使用する独創性、指で描くという原始的な絵画技法により彼女のアートはアニミズムを彷彿させ、見る者の深い意識を揺り動かす。

2016年、彼女のアートはCG技術と出会い、現代版画の一種であるジクレー作品として、ジャパン・フェスティバル・ベルリンの美術部門にて展示。そのアートによって芸術史の端と端を繋いだ。美術の専門教育を受けたことがない彼女がそうした芸術家として活動することは、時も制限も超え、愛と感謝の循環を創造するという、Mayumi Ikejiri 流の壮大なアートであるといえよう。