kaoru (Painter)

Biography

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kaoruは1984年、郊外の埼玉県に生まれ、母方の田舎である岩手県の海、山の自然に触れて育つ。音楽や本、アートなどの文化に関心が高い家庭で育ち、小さい頃から、本を読んだり絵を描くなど、静かに空想の世界に浸るのが好きな子供だった。大学卒業後、一度は図書館司書として働くが、画家・奈良美智との出会いにより、絵に対する情熱を呼び起こされる。専門学校で油彩やその他の技法を学び、独立。暗い作風や閉ざされた雰囲気の現代の東京のアートシーンに疑問を持ち、これからの時代に必要な「本当に人の心に寄り添う絵」を描くことを決意する。kaoruの作品の創作の源は「描くことで、自分の中にある世界の普遍的な起源の物語を知りたい」というものだ。「世界というものを知りたい」という探究心。また彼女自身がある種の生きづらさを感じてこれまで生きてきた。現代は心を病む人が増えているが、そうした現状に「アートが癒しや希望を与えることができないか」と考えることも彼女の大きなテーマである。この想いは2011年の東日本大震災の後、より一層強いものとなる。穏やかな画面に優しくも力強い線で描かれるkaoruの作品は、観る人の心に安心感と優しい落ち着きを与える。余白を多くとる画面は、鑑賞者に絵のなかに自由に入り込み、感じて欲しいというkaoruの無意識の想いの現れである。そのモチーフは、朝日が登るところや、食事をすること、愛する家族といる場面などである。「日常、生きることそのもの」、また「女性である」こと、「日本という国」など、kaoru自身が大切にし、また常に生活を通して探求しているものが静かに表されている。現在はギャラリーでの展示会とともに、お客様と顔を合わせて作品を売ることのできるハンドメイドフェアへ参加する傍ら、イラストと文章で日々の気づきやブックカルチャー、日本文化などを伝えることもしている。またスピリチュアリティーやホリスティックな生き方の学びも続けており、近年ではお守りの絵“mini”や、内面の魅力を描き出す新しいポートレート“sugata”が生まれている。2016年3月11日には、東日本大震災への想いをカフェの壁面に311個のキャンバスで作った花を貼っていき、それをリアルタイムでインスタグラムとフェイスブックでシェアするというインスタレーションを行った。なぜ生きているのか、自分を取り巻く世界とはなんなのか。kaoruはこれからも、自らが「生きている」ことを通して、世界にみずみずしい感性を向けて表現を続けていく。


1984年生まれ 埼玉県出身・在住

学習院大学卒

武蔵野美術学園 造形表現学科絵画コース専門課程修了


主な展覧会

2011年 個展 学下コーヒー(豊島区目白)

2012年 個展 「Life,magic」展 ギャラリー219(ニイク)(表参道)

2013年  グループ展「アトリエ111」展(吉祥寺)

2014年 二人展「niji」展 ギャラリーやさしい予感(目黒)


website https://kaoru1984.amebaownd.com