Aya Hosokawa (Craft Artist)

Biography

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1973年、北海道•函館に生まれた細川亜矢は物心ついた頃から動物に興味を持ち、好んで動物辞典を眺めている子供時代であった。中学生の頃、気まぐれで入る事になった切り絵クラブにて初めて「切り絵」というアートに触れた。クラブ内では配布された図案を切り抜くのが主流ではあったが、それに満足できず自分で図案を描き始めたのが彼女の切り絵アーティストとしてのスタートだろう。当時担当教師に言われた「全ての線を上手に繋げて行けば良い」という助言が今でも彼女のモットーであり、彼女の作品は一カ所をつまみ上げると全てがくっついてくる。(ただし非常に繊細な為実際に試みるとちぎれてしまうだろう)ナルニア国の物語と出会ってからは特にファンタジーの世界観に憧れを持ち、空想上の動物などをデザインすることが多くなった。大人になり結婚してから暫くは自作のアートとは疎遠となっていたが、育児が一息ついたところで再び切り絵を作り始めた。数ある趣味の中から切り絵が選ばれたのはその「手軽さ」があった。道具は用紙とカッターとカッターマット。パソコンデスクの前が彼女のワーキングスペースである。限られた狭いスペースでの作成のため大きなものは作れず、そのぶん小さな作品でも大きな物に負けぬものを作ろうと、図案は細かくなっていった。彼女の主流な作品のサイズはポストカードサイズからA4サイズであり、1ミリ以下の線で繋がれる作品は繊細な美しさを紡いでいる。彼女の作品のもう一つの特徴は「見せ方」である。切り絵は平面でありながら立体的なものだ、と彼女は言う。白と黒で作られた下絵図案は切り上がると白い部分が抜けて黒一色の切り絵になる。黒い部分が「ある」か「ない」か。彼女は切り絵を用紙に貼付けて額装するのではなく、透明なアクリル板に挟んでいる。光をあて影を落としてその立体感を楽しんでもらいたいからだ。現在は札幌にて活動中だが、各地の展示会へ参加している。